2026年度開催報告
第1回公開講座(ハイブリッド開催)
開催日時:2026年6月7日(月)15:00~17:00
開催方法:ハイブリッド開催(Zoomミーティング・会場 閲覧室)
講座:
①古宇田亮修(三康文化研究所研究員)
「インドにおけるヤマ(閻魔)について」
②宇髙良哲(三康文化研究所研究所研究員・浄土宗総合研究所研究員)
「一枚起請文諸本の研究」
定員:事前申込制 先着順 オンライン80名 会場20名
参加費:無料
内容: この度、三康文化研究所において古宇田亮修研究員(専門分野:梵語文献学,仏教思想史)と宇髙良哲研究指導員(専門分野:日本近世仏教史・浄土宗・天台宗・真言宗・修験宗)による2026年度第1回公開講座を6月7日に会場とオンライン(ZOOM)を併用してのハイブリット形式で開催しました。
古宇田亮修研究員「インドにおけるヤマ(閻魔)について」
本講座では、古宇田研究員がインドの神格ヤマ(閻魔)について、そのイメージ・役割の変遷をたどりました。リグ・ヴェーダなどの文献では、ヤマは祖霊の楽園に導く者として描かれており、地獄との関わりや審判者の役割はありません。カタ・ウパニシャッドではヨーガを説く聖者像が加わりました。一方、パーリ仏典の『天使経』では、ヤマ王が罪人を五つの使者で尋問し、地獄へ送る裁判長として登場し、いわゆる「閻魔大王」のイメージが確立します。そして『ナースィケータ物語』では詳細な地獄描写が加わります。最後に宗教史的観点から、ヴァルナ信仰の衰退に伴い、業を裁く正法の王としてヤマが台頭したと結論づけました。
宇髙良哲研究指導員「一枚起請文諸本の研究」
浄土宗の宗祖法然の代表的な遺物である通称「一枚起請文について」、現存する七十点余の資料を集めて、種を分析して図表化して、更に代表的なものの写真を提示して、これまでの研究に再検討を加えたものである。
代表的な論点を2、3あげれば次の如くである。
① 一枚起請文という名称は後から加えられたものであり、法然在世当時にはなかった。
② 一枚起請文は浄土宗だけでなく、浄土真宗にも流布していた。
③ 現在浄土宗で広く流布している京都金戒光明寺所蔵の一枚起請文は法然真筆とは考えられないことを指摘した。
聴講された方々のお声の一部をご紹介します。
「インドについて全く前知識がありませんでしたがわかりやすかったです。徳川家について調べているうち宇髙先生の論文を拝読し今回たまたまお名前を拝見したので参加しましたが、とても面白かったです。」
「お二人のご講演はたいへん素晴らしく、また熱心にお話をしてくださり、心に残りました。今回、参加出来たことことに深く感謝しております。今後も機会がありましたら、参加したいと思っております。」
「大変興味深い内容で、非常に勉強になりました。ありがとうございました。」
なお、今後の公開講座ですが、下記を予定しております。
開催方法:ハイブリッド開催(ZOOMミーティング)(会場 閲覧室)
定員:事前申込制、先着順 オンライン80名 会場20名
参加費:無料
第2回 2025年 10月27日(火) 15:00~17:00
講演:柴田研究員 石川研究員
※論題は未定です。確定次第ご案内いたします。
詳細・申込方法はホームページ、Facebook、Twitter等でご案内させていただきます。

