三康文化研究所/三康図書館

>
>
図書館の様子(震災前)

旧大橋図書館の様子

図書館の様子(1923年関東大震災前)

 

所在地

 麹町区上六番町(現在の千代田区三番町)大橋家本邸内

 開館日

 月によって開館日が異なる

 年末年始、月末の清掃日、祭日、曝書期(図書整理期間)のほか、日曜も開館

入館料   1階1銭5厘、2階が3銭ぐらい
 閲覧費用   有料(図書1回3銭、雑誌1回1銭5厘)
 蔵書数  約44,000冊(開館時)
入館資格

 満12歳以上

※1903年から小学校5年生以上と高等女学校の成績優秀者に限り奨学閲覧券を持参すれば無料

 公開日  1902年6月20日(6月の閲覧者:3211人)※1902年度:338日開館、1日平均利用者190人
  夜間開館  1903年雑誌新聞室のみだったが、1912年閲覧室全部
 閲覧者  1917年毎日平均400人以上
 館外貸出  1911年開始

 

利用者について

 下足所で履物を預け、竹皮の草履にはきかえて入館する

女性の閲覧者は少なく当初は昼間平均2人から3人、夜は平均1人くらいであったが、

1日平均33人に達した

2階の一般閲覧室は100人ぐらい入れるが、たいてい満員となり弁護士と医師の卵、

各種試験の受験生が多かった

大橋図書館で勉強して司法試験に合格した弁護士たちは「大橋会」をつくっていた

創立から10年間1日も欠かさず通い詰めた人が名誉館友になり、入館料が無料となった

 

 

 

 

ページの先頭へ